Foreign and Human Resource Development Initiatives
報恩会は、大学都市産官学プラットフォームが運営する
「神戸外国人高度専門人材育成プロジェクト」に参画しています
2011年をピークに神戸市の総人口は減少を続け、就労人口が大幅に減っている状況で、特に介護人材不足が深刻化しています。そこで市内大学、地元産業界、神戸市による産官学連携プロジェクトをスタートさせ、外国人介護人材の獲得から施設への就労に至るまで一貫して支援していきます。
Foreign and Human Resource Development Initiatives
2011年をピークに神戸市の総人口は減少を続け、就労人口が大幅に減っている状況で、特に介護人材不足が深刻化しています。そこで市内大学、地元産業界、神戸市による産官学連携プロジェクトをスタートさせ、外国人介護人材の獲得から施設への就労に至るまで一貫して支援していきます。
神戸外国人高度専門人材育成プロジェクトとは、海外にて医療・看護のスキルを学んだ意欲の高い外国人介護人材(特定技能)を、産官学連携の公的な枠組みの下、安心して、安定的に、かつ適正な費用で確保いただける取り組みです。さらに就労後の定着まで一貫したサポートを行います。
「制度理念」と「雇用実態」との乖離
労働環境・転籍・賃金・在留期間・保証金(手数料)・一部の悪質なブローカーなど
必要経費が不明瞭
例:送出し機関に支払った費用の平均額は約650,000円(2021出入国在留管理庁調べ) なかには来日後費用を含めて1,000,000円以上の借金するケースあり
介護人材のスキル不足
市、大学も参画した産官学プラットフォームのプロジェクトとして、留学生が在留資格「介護」取得、就業、定着まで協働
留学生が選択し、希望する施設への就労
神戸市内に施設を持つ法人に限定
外国人候補生のメリット
日本語資格の習得+介護施設での実習
「特定技能1号(介護)」の在留資格を取得
永住可能な、在留資格「介護」を取得
受け入れ施設のメリット
安定的な留学生を受入れ
日本語能力や専門知識の問題の解決
本人と就労先とのミスマッチを防ぐ
Matching method
受け入れ施設・外国人候補生双方の希望を調査してマッチングを実現します
見学を希望する施設担当者は、施設概要書を提出。追加書類として施設ごとのPRをパワーポイント(10枚まで・母国語仕様)で提出可。
施設担当者が母国語ができない場合は、通訳がフォローアップします。
施設情報確認後、留学生たちに希望施設をヒヤリングする。(施設の偏りを防止するために第1順位から第5順位まで提示させる)
希望順位を基にコーディネーター(報恩会)が調整後(希望者が少ない施設への配慮もおこなう)、事務局を通して各施設に通知し、コーディネーターが日程を調整
1日かけて、2~3施設を見学(1グループ3~5名程度)見学後、施設側と留学生にヒヤリングをおこなう(マッチング時の参考資料として取り扱う)
外国人介護職員への研修、学生就職相談及び東南アジア諸国の大学への介護技術講義などを行っています。様々な研修及び講義を通して福祉のスペシャリストを養成し、日本の社会福祉に寄与する事を目的としています。
2007年4月 | ハローワークのから外国人就業コーナーを設置したが、当時は、まだ応募企業が無かった ため、当法人に雇用要請の相談を受け、外国人留学生2名を受け入れる。外国人留学生の 劣悪な環境を目の当たりにし、外国人材の環境改善と国際貢献のために外国人介護人材へ の支援を行う取り組みを開始。 |
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2016年12月 | ベトナム国際交流プロジェクト開始
ベトナムの大学や教育機関の看護学部やナーシングホームにて、日本の介護技術研修を
行う。 |
2019年2月 | フィリピン国際交流プロジェクト開始
神戸市内の社会福祉法人に呼びかけ、フィリピンの大学や教育機関の看護学部に、日本
の介護技術研修を行う。 |
2019年7月 | 当法人の外国人介護人材への様々な取り組みが、毎日新聞に掲載される。 テーマ「受け入れ体制の充実を」 |
2020年11月 | 兵庫県補助事業:eラーニングによる外国人介護人材に対する介護技術研修を兵庫県内
全域の介護施設を対象に開始。
ベトナム語コース、英語コース、ミャンマー語コース |
2020年5月 | 特定技能登録支援機関 認可 |
2020年7月 | 報恩会本部および本部研修センターを本部機能及び人材育成事業拡張の移転する。 |
2021年7月 | 神戸市と神戸国際大学と当法人との外国人介護人材の育成に関する事業連携協定を締結。
この協定は、神戸市内の介護現場における人材不足解消を目的として、
⑴海外の医療・看護系教育機関との連携に基づいた、医療・看護の識を有する外国人
介護人材の獲得
⑵当該外国人介護人材への日本語と介護人材への日本語学習と介護施設での実地研修の
実施
⑶「特定技能(介護)」ビザ取得支援及び介護施設とのマッチングを行いことで、神戸市内の
介護施設に質の高い外国人介護人材を供給する仕組みの構築を目指す |
2021年9月 | 大学発アーバンイノベーション神戸を活用した実証事業「神戸モデル」を開始。
連携団体:神戸市、JICA関西、神戸国際大学、報恩会
研究内容: 海外学校協定により医療・看護の知識を有する外国人学生の確保
日本語の習得+介護施設での実習➡「特定技能1号(介護)」の在留資
格の取得
安定的な留学生を受け入れ、卒業後の人材輩出の仕組みの確立 |
2023年6月 | 神戸市、JICA関西、神戸国際大学、報恩会の連携による取り組み「神戸モデル」が、 神戸新聞に掲載。 テーマ「介護人材確保への神戸式支援」 |
2022年12月 | JICA MAGAZIN12月号に、報恩会の取り組みが掲載。 テーマ「産官学で目指す持続的な外国人材の受け入れ」 |
2023年1月 | ニューズウィーク日本版に、「神戸モデル」が掲載。
テーマ「産官学『神戸モデル』で介護業界に外国人介護人材を人手不足が深刻な
ローモデル」
JICA受託事業 青年研修「高齢者支援・介護」
研修対象国:タイ(中央省庁・自治体より12名)、メキシコ(中央省庁・自治体より2名) |
2023年7月 | 当法人理事長の奥野が、テレビ朝日インターネット報道番組「AMEBA Prime」へ出演
メディアにより、全国的に「神戸モデル」が取り上げられる。
テーマ「移民への認識も影響?看護や介護の外国人人材獲得競争になぜ負ける?
当事者との議論」 |
2023年8月 | 厚生労働省令和5年度老人保健事業推進費等補助事業「海外における外国人介護人材 獲得に関する調査研究事業」のワーキンググループに当法人理事長の奥野が参加。 |
2024年4月 | 当法人が、JR兵庫駅前に「神戸国際高度人材サポートセンター」を設立
「神戸モデル」が、「神戸外国人高度専門人材育成プロジェクト」として、バージョンアップ
し、毎年100名の外国人介護人材を育成をおこない、神戸市内の介護施設や老健施設へ
年間100名の人材の輩出を目指す。
プロジェクトメンバー
神戸市、JICA関西、神戸国際大学、神戸松陰女子大学、関西国際大学
社会福祉法人報恩会、神戸国際高度人材サポートセンター |
神戸市やノウハウのある市内大学も参画した産官学連携によるプロジェクトで、外国人介護人材の受け入れスキームを形成。神戸国際高度人材センターでは、就労の支援はもちろん、就職後のフォローアップや介護福祉資格を目指す育成サポートも担っています。
プラットフォームでは、産官学連携による多様なプロジェクトの効果的な運営、展開のために 幅広いネットワーク、専門的知見等を期待できる「コーディネーター」を配置。 報恩会は「神戸外国人高度専門人材育成プロジェクト」を担っています。
株式会社イマゴト
代表取締役
秋田大介 氏
NPO法人JAE
代表理事
坂野充 氏(予定)
NPO法人みくもや
坪田卓己 氏(予定)
社会福祉法人報恩会理事長 奥野和年 氏
プロジェクトにおいて受け入れ施設との調整や介護福祉士の資格取得支援などの役割を分担 プラットフォームの特別会員(2024年7月時点で3法人のみ)