理事長ごあいさつ

 当法人は、1998年に阪神淡路大震災の震災復興事業として神戸市兵庫区にあった神戸市立中道小学校跡地に特別養護老人ホームと神戸市立中道高齢者介護支援センターを設立したのが始まりです。それ以降、みなさまのお力添えをいただきながら地域の「憩いの場」として運営してまいりました。

 そして、年号が「平成」から「令和」にかわるときに、創設者である福永恭造先生から「私は、平成元年に私財を投じて高齢者介護施設を作ってから約30年間日本の社会福祉に寄与してきた。平成が終わり令和という新しい時代を迎えるこの時、君に報恩会を託す。」と仰せつかり理事長に就任いたしました。

 私は、報恩会の発祥の地である旧:神戸市立中道小学校の卒業生であり、ご利用いただいている高齢者や地域のみなさんは、この兵庫の下町でやんちゃばかりしていた子どもの頃、本当にお世話になった方ばかりです。そのような私であるからこそ、福永恭造先生から「社会福祉」というバトンを渡されたのだと感じております。

 当法人は、地域福祉の推進のもと、さまざまな公益的な取り組みをしてまいりました。地域の皆様のコミュニケーションの場をつくる「地域活性化プロジェクト」、様々な災害復興活動や社会福祉活動をおこなう「社会貢献活動プロジェクト」、アジア諸国の学生たちに日本の介護を伝える「国際交流プロジェクト」など職員と一丸となって取り組んでまいりました。

 同時に、施設環境の整備、介護職員教育と職場環境の整備、外国人介護職員の環境整備にもいち早く取り組み、利用される高齢者のみなさんや全職員が安心して生活ができる環境整備にも力を入れてきました。

 このようなさまざまな取り組みの成果によって、利用者様の増加、介護職員離職率の低下、当法人のブランドイメージアップなど、外部の評価に繋がってきたと感じております。

 日本の高齢者福祉に対する社会保障の環境が年々下降の一途を辿ってきておりますが、これからも神戸の高齢者福祉の先端に立ち、皆様が安心できる拠り所として、全職員と共に、日本の社会福祉に寄与し、時々の社会のニーズに応えられる施設づくりを目指してまいります。

社会福祉法人報恩会
理事長 奥野和年

理事長近影